長時間のデスクワークは、知らず知らずのうちに顔の血流やリンパの流れを滞らせ、むくみやフェイスラインのもたつきを招きます。忙しいオフィスでも、ほんの数分でできる小顔エクササイズを取り入れれば、すっきりとした印象をキープできます。このコラムでは、仕事の合間に気軽にできる3つのエクササイズと、効果を高めるポイント、そして続けるコツをお伝えします。
エクササイズ紹介
デスクに座ったまま手軽にできる動きばかりです。周囲の目を気にせず、こっそり実践してみてください。
首・顎ストレッチ
まず背筋を伸ばし、あごをゆっくり上に引き上げます。首の前面が伸びるのを感じながら5秒キープ。
次にあごを軽く突き出し、左右にゆっくり回す。各方向で5回ずつ行いましょう。
この動きでフェイスラインのリンパ流れがスムーズになり、むくみ解消が期待できます。
頬リフト運動
口角をできるだけ上げ、頬の筋肉を意識して「イー」と横に広げます。20秒キープしながら、頬の高い位置を感じて。
口を閉じたまま頬だけを動かすイメージで、ゆっくりと3セット繰り返します。
頬の筋力アップにより、たるみ予防とリフティング効果が期待できます。
口角アップ運動
歯を軽くかみしめ、左右の口角を交互に引き上げる運動をゆっくり5回。上げたまま3秒キープします。
次に、笑顔を作る要領で口角を大きく上げて「ウー」と口をすぼめ、5秒キープ。これを3回繰り返します。
表情筋を刺激し、ほうれい線や口周りのたるみを引き上げる効果があります。
効果を高める方法
エクササイズだけでなく、日常の習慣にひと工夫を加えることで、より早くすっきりした小顔を目指せます。
こまめな水分補給
水分不足は血流やリンパの流れを滞らせ、むくみを助長します。デスク横に水やお茶を置き、1時間に一口ずつでも飲む習慣を。
温かい飲み物を選ぶと内側からもほぐれやすくなります。
こまめに喉を潤すことで、顔のむくみだけでなく集中力アップにもつながります。
背筋を伸ばす
丸まった姿勢は顔周りの筋肉を縮こませ、血流を妨げます。時々背もたれに寄りかかり、肩甲骨を寄せるように背筋を伸ばしましょう。
深呼吸をしながら行うと、首や肩周りのコリもほぐれやすくなります。
正しい姿勢をキープすることで、エクササイズの効果がより高まります。
目の疲れリセット
目の疲れは顔全体の緊張につながります。20分に一度は窓の外を眺めるか、遠くを見ながら目を閉じて30秒リラックス。
さらに、上下左右に優しく眼球を動かすと、顔全体の血行が促進されます。
目の疲労が和らぐと、表情も柔らかくなり、小顔効果が出やすくなります。
継続のポイント
継続は力なり。続けやすくするための3つのポイントをおさえておきましょう。
ルーティン化する
タイマーやアラームを設定し、エクササイズの時間をルーティンに組み込むと習慣化しやすくなります。
「10時・15時・17時」など、決まった時間に行うことで忘れにくくなります。
ルーティン化することで、無意識に動ける状態を目指しましょう。
仲間を巻き込む
同僚やデスク周りの仲間と一緒に実践すると、モチベーションが維持できます。
休憩時間に3人くらいで行うだけでも楽しく続けられます。
仲間同士で感想をシェアすると、効果を実感しやすくなります。
隙間時間を活用する
資料を確認しながら、電話中、または会議の待ち時間など、1分あればできる動きを選びましょう。
椅子に座ったままでも、首や顎、口元のトレーニングは可能です。
隙間時間を積み重ねることで、1日の合計が大きな成果につながります。
まとめ
デスクワーク中のちょっとした時間を活用するだけで、むくみ解消やフェイスラインの引き締めが期待できます。
首・顎ストレッチ、頬リフト、口角アップ運動を中心に、飲水や姿勢、目のケアを組み合わせて、ぜひ毎日の習慣にしてください。
継続することで、オフィスの合間でもすっきりとした小顔を手に入れましょう。